こんにちは!不思議で妖艶な美人画を
描く絵描きのmakura(まくら)です。
きょうは絵に興味を持ち描き始めた人が
練習を続けていく中で、うまく
描けず嫌になってしまい、そのまま
絵を描かなくなってしまうことが
あまりにもったいないとよく感じるので
私が絵の練習や制作をするときに
心がけている事をお話していこう
と思います。
できない所を見つけても落ち込まない。 やることでしかわからなかった 上達へのヒントがそこにはあるから。
こちらは以前鉛筆画の
練習で写真を見ながら
描いたものです。
描いてみて
①どうしても自分は頭を長めに
捉えてしまうクセがある。
②花の質感がうまく出せず
苦手分野である。
という発見がありました。
顔は描くのが好きな所で、楽しんで
描くことができました。
とにかく描いてみることで
こうしてなんらかの気づきが得られ、
それに対して
どう改善していこうとか、もしくは
このやり方は自分には合わないから
変えてみよう、などという
次へのアイデアが生まれます。
ちなみにこの練習の絵に対してだと、
①模写をするときちゃんと
鉛筆などで比率を
図りながら描くことを意識する。
②花のスケッチの練習をしてみる。
上手な人の
描き方を観察してみる。
というアイデアが出てきました。
絵は描くたびにこうして
必ず発見があるので
やりがいがあるとも言えます。
そう。
やらなければ
わからなかった上達・前進へのヒント
が沢山あるのです。お宝です。
あまりにも課題が沢山あると
感じるときは
一気に解決しようとすると
モチベーションも下がってしまいます。
楽しく描き続けていく中で
もう一つ重要なのは
「完璧を求めないこと」
でもあります。
できないことにフォーカスしすぎないように
今できることで
楽しむことも大切にしましょう。
まずは課題を書き出してみて
焦らずできるときに
一つ一つクリアしていく気持ちで
取り組むといいと思います。
描き続ければ必ず上達していくと 信じる。トレーニングは裏切らない。
どうしても自分の思い描いたもの
が描けない、
という壁にぶつかって
すっかりやる気を失って
しまってやめてしまう…
という方を多く目にしますが
すごくもったいない…と思います。
私もよく落ち込みますし、
何回描いても上達して
いないような気がして
むなしくなるような時期は
とても苦しいです。
でも、行動している限り、
絶対0(ゼロ)じゃないん
ですよね…。
やったことは確実に積み重なっていて、
成長してある日突然
「あ!できるようになった!」と
いう瞬間が必ずやってくるんです。
できることが増えていくと
自分の表現したい理想にも
一歩近づける。この瞬間を1回
味わってしまうと
もうやめられないのです。
やみくもに努力するのではなく 自分に合う、必要な練習方法を模索することも大切
しかし行動するといっても
自分に合った努力をしないと
無駄ではないものの、
理想に向けて遠回りになって
しまうこともあります。
自分に合った練習をしていくためには
毎回描いたあとじっくり自分の絵を
客観的に観察するのも大切だと思います。
そしてそこから自分が苦手な部分や
得意な部分を見つけて自分なりの
次回の課題を設定すると
良いと思います。
例えば、
自分は体の動きを表現したいから
骨格の仕組みを調べたり人体デッサンに
力を入れよう、とか
髪の毛の生え方があいまいで違和感を
感じるから、実際の人の
髪の毛の生え方や毛の流れなどを
よく観察してみよう…など。
客観的な意見は
だれかに感想を聞いてみたり、
絵画教室で先生に指導して
もらうことも良いと思いますが、
人から言われることに対して
敏感で落ち込みやすい人は
やめておいた方が
いいかもしれません。
まずは
楽しく、リラックスして
でできる状態を優先
したほうが私はいいと思います。
時に自分の作品を描くこと自体が
苦しい時は
好きな絵を真似・模写するのも
良いと思います。
※あくまでも練習に使ってください。
くれぐれも描いたものを自分の作品として
発表しないようにしてください。
なにしろ好きな絵なので楽しいですし、
自分の理想とする絵に対しての
発見があるかも知れません。
あとは思い切って絵を描くのを
お休みしてみるのも
一つの手です。
少し絵について考える時間を
減らすことも
リフレッシュになったり
新たな方向からの
インプットの時間にもなるからです。
「楽しい」「リラックス」は
絵を描くための
大事なモチベーションなので
常に意識できるといい
と思います。
一番の味方・応援団は自分自身。 自分が楽しくなるための試行錯誤をしよう。
絵を描くことは孤独な作業なので
いかに自分の精神状態を
良好に保つかはとても重要
だと感じます。
素敵な作品を発見して
落ち込むことも時には
成長やモチベーションに
繋がることではあるのですが、
おお、いい表情が描けた!
この色合いいいな~!
前よりもいい線がひけてる!など、
自画自賛ポイント
を見つけることも大切です。
誰に聞かれるわけでもないので
自分をベタボメしましょう(笑)
まず、あなたの最大の味方・応援者は
あなた自身でありましょう。
絵を描く人には繊細な人も多いです。
絵に関してだけでなく社会情勢、
テレビ、インターネットからの
影響も受けやすい人が
多いです。
私もそういう傾向があります。
そんな時は意識して
情報から離れるのも身を守る術に
なると思います。
あと、
絵を発表するようになると、
嬉しい感想をいただくこともあります。
それもとても大きな発見や
支えになります。
必ずあなたの作品に
共感してくれる人は
出てきます。
できたら発表し、
交流していくことも
楽しんでいきましょう。
私は長年自己流ではありますが
絵を描いてきて、
絵には精神を鍛えられたなぁと
感じます。
私のベースの「飽きっぽい性格」がすっかり
なくなった、ことはないのですが随分根気強く
なったように感じます。
絵に限らず、
なにかに一生懸命取り組む、ということは
すべての成長につながるんだなぁと
感じます。
そして何か夢中になれることがあるというのは
人生の中でとても素敵なことだと思います。
まとめ
今回は、
初心者が人物画を楽しく描き続けるコツ
というテーマで
上達するための考え方や、自分の
精神状態を良い状態に保つことなどについて
お話しさせていただきました。
今回の記事がなにか少しでも
ヒントになれば幸いです。
では今回はここまでです。
またお会いしましょう。